宮崎県綾町産 日向夏みかん（種が少ない） 綾もりさんファーム（旧・マルヨシ農園）

今年は例年より早く出荷しています！
その理由は...。

日向夏は実が小さい時は皮がとても柔らかいので、葉っぱがちょっとこすっただけでも傷になります。
そのため通常は実が大きくなるまで袋を被せて育てます。
ある程度大きくなってから袋を外すのですが、それだと太陽に当たる期間が少なくなります。

綾もりさんファームでは思い切って袋を被せず、実が小さいうちから十分に太陽の光を浴びせました。
そのため、皮の表面には小さな傷がいくつも付きましたが、例年より早く色づき、甘く美味しく育ちました。
さらに減農薬で、化学肥料を一切使わず自然の微生物の力を借りて作った土壌で育てています。

このこだわり過ぎるぐらいに手間をかけて育てた日向夏を、是非皆様に味わっていただきたいと思っています。

小さな傷は自然に美味しく育った証しです。

宮崎県綾町産の日向夏

150年ほど前に宮崎市の宅地で発見された偶発実生の果物で、明治20年に『日向夏』と命名され、昭和53年から綾町では本格的な出荷が始まりました。果実には独特の芳香があり、果肉は柔らかで果汁も多く、最高の風味です。
ユネスコエコパークの町 綾町での日向夏みかん栽培は、除草剤を一切使用せず、自然生態系農業を実践し、生産者が手間暇かけています。

綾もりさんファーム

家族で日向夏みかんを栽培する綾もりさんファームの森山康彦さんが幼少期の頃、お父さんが日向夏みかんの栽培を始めました。その頃の日向夏みかん栽培は珍しく、誰も生産したことがなかったそうです。周囲の人から、猛反対を受けながら、「いつかは日の目を見る時が来るんだ」と頑張りながらも、苦労の連続だったそうです。今では宮崎県を代表する特産品になった日向夏みかんを400本の木で栽培するまでになりました。

美味しい日向夏の決め手は土づくり

日向夏は土づくりが大事です、土や木と話が出来るようになりたい、と森山さんは言います。元々、機械系技術員だった森山さんは、日向夏みかん生産に関わり始めて、「考えて考えて工夫をする」という信念を持ち、実験の連続だったそうです。
中でも土づくりは徹底していて、1年に1回、関係機関で土壌成分を分析し、肥料の内容や時期、場所を変更するなどの参考データにして、アミノ酸たっぷりの堆肥、良質の菌にて土づくりしています。また、みかんの旨味を出すために、良質の肥料、低農薬に努めています。

木や畑を見ていると元気が出る

「畑に入ったら楽しくなります。見廻りして、チェックして考えること、半分趣味のようなものです。木や畑、空を見ていたら元気が出ます。苦しい時は、「頼むから力を貸してくれ～」と思って見ていると、「なんとかなるやろう」ってなるんですよ。クラシックやジャズを木々に聴かせながら畑にいれたら良いですね。」

農作業でつらいなんて思ったことはない

「農作業は自然との闘い、共存がテーマです。うちのやり方は、夏場はハウスのビニールをはぐんですよ。木々にも雨風を受けてもらって、厳しい自然を味わってもらって強くなってもらいます。その分、手間はかかります。でも。農作業でつらいって思ったことはないです。一輪車で何度も土を運ぶ姿を人が見て、つらいだろうって言う。でも私は、体が強くなるからいいって思う。「これは重い物やぁ」「雨に濡れるんやぁ」って思うだけで、農作業に「つらい」は出てこんですね。」

日向夏みかん生産は、子供を育てるようなもの

「毎日、畑に通ってちょっとしたことに気付いてあげるんです、木が疲れているなぁとか。それをケアして、手をかけてあげれば、実が期待に応えてくれます。子供を育てるのと一緒だと思います。美味しいからまたくださいって言ってもらいたいから、美味いもの、本物を作りたいんです。」

一度食べれば宣伝マン

「うちの日向夏みかんを食べて頂いた人が、美味しいって言って知り合いに宣伝してくれるんですよ。たくさん買って配ってくれたりとか。「他の果実も栽培してよ、あんたが作れば間違いなく美味しいはずだから」など嬉しい言葉を頂いてます。」

日向夏みかんの食べ方

種がないので真ん中までまるごと食べることができます。

1. ナイフでリンゴの皮をむく要領で、白皮をたくさん残すように外皮を薄くむきます。
2. 白皮をつけたまま果実と一緒に食べやすい大きさに切り、お皿に盛りつけてお召し上がりください。
   （中心も全てお召し上がり頂けます）

醤油などをつけてお酒の肴に！

生野菜とあえて風味豊かなサラダに！
皮は、上品なマーマレード、ピールに！
皮は、天日に干し乾燥させ、お風呂に入れて、自然の芳香な入浴剤に！
皮は、粉末にしてお菓子、調味料のアクセントに！

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